2009年3月29日日曜日

シードル

今日は、シードルを飲んでみました。

ロゼだったので、アセロラジュースみたいな色でした。

びんからそのまま飲んだので香りが分かりにくかったのですが、

りんごの甘~い香りがしました。

飲んでみてりんごの味はすぐに分かったのですが、果たしてカルヴァドスと比較したら分かるのでしょうか?

少し難しそうです。

2009年3月28日土曜日

アペラシオン

今日は、フランスワインの簡単なお話をしましょう。

フランスワインには4つの格付けがあって、上から
  1. A.O.C  (原産地統制呼称ワイン)
  2. A.O.V.D.Q.S. (上手い訳がありません・・・品質がそこそこのワイン)
  3. V.d.P (地酒)
  4. V.d.T (テーブルワイン)
という感じになっています。

まぁ、最近は大体のワインがA.O.Cに分類されています。

1000円以上のフランスワインを買ってみると分かるのですが、ラベルのところに、

Appellation ○○ Controlée

と書かれているのがそうです。

酒屋さんで、「AC○○」と略されているのを見たことがあると思います。

さて、この○○に入る部分が、アペラシオンと言ってワインの産地を表しているんですね。

ただ、これがなかなか難しい。

基本的には、
  1. 村名   (例えば、メドック地区の中のサン・ジュリアン:AC Saint Julien)
  2. 地区名 (例えば、ボルドーの中のメドック地区:AC Médoc)
  3. 地方名 (例えば、ボルドー:AC Bordeaux)
のどれかが書かれています。

感覚としては、良い畑で作られた物ほど、産地が詳しく書かれています。

上の三つだったら、村名アペラシオンが一番上等です。

ただ、不親切な事に、ラベルにはAppellation Saint Julien Controléeとしか書いていません。

何も知らないと、これが高級ワインなのかどうかも、村名なのか地区名なのかも、何も分かりません。

つまり、全部覚えるしか無いんです。

例えば、コチラ。


AC MORGON ですね。

これは、ブルゴーニュ地方の、ボージョレ地の村名のアペラシオンです。

4000円くらいのボージョレーの赤を飲みたいな~、という人にはちょうど良い物です。

でも、どこにもBeaujolaisとは書いていません

知らないと、こちらを選んでしまいそうですね。


こちらは、AC Beaujolais。

分かりませんが、1500円~2000円くらいの品でしょう。

そうすると、少し贅沢をして良いボージョレを飲んでみよう、と思っても一生味わえない。

それって、少し残念じゃないですか?


という訳で、フランスワインを飲むときに、アペラシオンを意識してみると楽しみ方が変わります。

酒屋さんで高いワインを買うときは、納得して買いたい物ですね。

2009年3月26日木曜日

自宅にて

今日は、近場の酒屋で赤を一本買って来ました。

母親に厳しい値段制限を課されたのですが、掘り出し物が見つかりました。



Bordeaux:Château La Bordes 2004(AC Médoc)

Médocですが、Cabernet Sauvignon主体ではなく、

内訳は、50% Merlot, 20% Cabernet Franc, 30% Cabernet Sauvignon

と、メルローが主体。

AC Bordeauxではなく、AC Médocなので、少しだけ期待して買いました。

値段は・・・確か1380円(@近所のマインマート)だったかな。

ボトルを開けようとするも、オープナーが短い+コルクが長いせいで、コルクが折れてしまう。

コルクが長いという事は、ある程度長期熟成させる趣旨だったのかな?

色は輝きのあるルビー。

香りは、黒胡椒・バニラ・燻した感じが出てて、でも香り自体が少し弱い。

飲んでみると、ボルドーのわりにアタックが弱い。

後味は、酸味が強くなく、なかなか良いのだが・・・。

う~ん、まぁ値段のわりには良い方か・・・という感じかな。

やっぱり正統派のBordeauxを飲むのなら、もう少しお金出さないとダメか、と気づかされました。

初めて意識して飲んだBordeauxがChâteau Ducru-Beaucaillouだったのがいけないのか・・・。笑

2009年3月25日水曜日

ブラインド・ティスティング

昨日は、品川を散歩中にPANE E VINOというお店を見つけたので、入ってみました。

入り口に、グラスワイン22種、って書いてあったので。笑

メニューから選んだのは、

・Bordeaux Ch.Penin Grand Selection(AOC:Bordeaux Supérieur)
・Bourgogne Gevrey-Chambertin(AOC:Gevrey-Chambertin)
・Côtes-du-rhônes Châteauneuf-du-pape (AOC:Châteauneuf-du-pape)
・Italy Toscana Chianti Classico Riserva (DOCG:Chianti Classico)

の4つ。

全部、フルボディーの赤です。

普通のレストランだったんですが、

「4つとも同時に出してきてください。」

とお願いして見ました。

お店の人が運んできた時に、グラスの柄の部分に、ワインの種類・ブドウの品種を簡単に書いた紙を付けてくれました。

見えにくいけど、こんな感じ。


運んできてくれた時に、

「ブラインドにしますか?」

と聞かれ、楽しそうなので「はい」と答えました。

ワインの柄について紙は裏返しにされ、

僕の目の前には、柄に白い紙がついた4杯の赤ワインが、置かれて、

ボルドー/ブルゴーニュ/コート・ドュ・ローヌ/トスカーナ

の違いを当てる事となりました。

結果は・・・

ボルドーとコート・ドュ・ローヌは当てましたが、残り二つを間違えました。

ボルドーは昨日の一級品とは違ってメルローが主体でしたが、力強い・ボリューム感のあるワインで、においを見ただけでボルドーと分かりました。

シャトーヌフ・ドゥ・パプは、乾燥させたハーブとか黒胡椒のようなスパイシーな香りがあって、これもにおいで大体OK。

あとの二つがビミョー。

どちらも、タンニンが繊細で、ほどよい酸味と、チェリーのような香りがしました。

イタリアのキャンティの方が若干後味がオリーブっぽい気がしなくもないが…

二つのワインの元となるブドウの品種のSangioveseとPinot Noirは味が似てるらしい、って事が分かりました。

ゲーム感覚で楽しかった~。

場所が品川だと、大学の帰りに寄れる位置なので、たまに行こうかなと考えてます。

ただ、残念なのは、ワインがいつも同じな事。

なかなかモノは変わらないそうです。


ちなみに、食べ物は前菜のニョッキだけ食べました。

周りからみると、少し不思議な客だったかもしれませんね。笑


でも、なぜか会計は席まで持ってきてくれて、

その間に最後に店長っぽい人が出てきて挨拶をされ、

店を出る時も、店員5人くらいに見送られました。

ワインにお金出す人って日本だと珍しいのかな?

それにしても、前菜+メイン+デザートを食べた方が、よっぽどお金落ちると思うんだけどな。

何でだろう?


でも、また行きたい店が一つ増えました。

2009年3月23日月曜日

初テイスティング

今日は、都内某所でワインのテイスティングやりました。

飲んだのは、

・ボルドー:Saint-Julienの"Château Ducru-Beaucaillou 2002"

・ブルゴーニュ:コート・ド・ニュイの"Morey-Saint-Denis V.V 2006"(生産者:レミ・ジャニアール

・イタリア:ピエモンテのBarbarescoの"ソリ・カペッリ 2004"

の3つ。

最初に、ボルドーとブルゴーニュを飲み比べてみました。

Château Ducru-Beaucaillouは、ボルドーのメドック地方の格付けではDeuxièmes Grands Crusで、Saint-Julienの中で最高のワインの一つ。

紫がかった赤い濃い色の、鉄っぽさが無くて、力強く、余韻がかなり長く残るワインでした。

一方のブルゴーニュは2006なので若々しい感じがあり、ベリーっぽい、透明感がある味わいでした。

最後に、バルバレスコですが、後味として酸味が強く残るワインでした。


とりあえず、赤ワイン3本、味の基準になるような物が飲めたのは、いい経験だった。

好きなだけでは…

昔からワインが好きなのですが、

色々飲んでてもなかなか詳しくなれないな~と気づいて、

ワインを少し勉強してみる事にしました。

購入した本は、こちら。

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これを見て勉強しつつ、どこか飲みに行く時は意識してワインを飲んでみたいと思います。

関連の資格とかは特に意識せず、おいしいワインを選ぶコツ、を考えたいなと思います。

という訳で、今後、飲むごとに色々書いてみます。